■資料提出通知とは?
在留資格の変更や在留期間の更新を申請した場合に、審査のためより詳細な資料が必要だとして、入管から追加で書類の提出を求められることがあります。

これは「資料提出通知書」と呼ばれます。
 当事務所には、このところ毎日この「資料提出通知書」が届きますが、特に最近増えているのが2023年の永住許可申請に関する資料提出です。

 現在永住許可申請は、申請者の激増に伴って審査期間が長期化していますが、この通知書が届くと審査が開始されたことがわかります。

■入管の意図がよめる
 通知書で求められるのは、主に申請した時点から年収等の状況が変わっていないかを確認するための直近の課税・納税証明書ですが、他にも会社の決算書類や社会保険料の納付証明書等、様々な書類の提出が求められることがあります。
 そうして求められる資料により、入管が永住審査で申請人の何を知りたがっているかが見えてきますが、これはそれなりに経験を積まないと入管の意図を読み取ることができません。

 そうした点でも、永住申請においては専門家のサポートを受けることが、許可の早道といえるでしょう。

■2週間以内に対応が必要

追加で資料を提出することが求められた場合、だいたい発行日の2週間後が締め切りとされています。これを無視すると、不許可リスクが高まりますので、絶対にきちんと対応するようにしましょう。